技術と状況判断力

麻雀に必要な技術とは

目的から逆算する。

麻雀の目的は勝つことだが、勝つためにはどのようなことが必要となるのか。目的から逆算して考えてみよう。



目的≫麻雀で勝つためにはどうしたら良いか?

南4(東4)終了時になるべく点数を多く持っていれば良い。


点数を多く取るためにはどうしたら良いか?

@たくさん、そして高くあがればよい。

A振り込まなければ良い。

B他の3人(点数的にライバルの相手には特に)に上がらせなければ良い。


@たくさん、高くあがるためにはどうしたらよいか?

牌効率を高めればよい。

Aなるべく振り込まないためにはどうしたら良いか?

守備(ベタオリその他)を高めればよい。

B他の3人に上がらせないためにはどうしたら良いか?

他家に必要な牌を絞ればよい。

ライバル以外の相手に上がってもらえば良い。

どうしたら他家に必要な牌を絞れるか?

他家に必要な牌を予測できるようになればよい。

ライバル以外の相手に上がってもらうためにはどうすれば良いか?

相手が必要な牌を差し込んだり、鳴かせたりすればよい。

一、他家に必要な牌を予測できるようになるにはどうしたら良いか?

二、相手が必要な牌を差し込んだり、鳴かせたりするにはどうしたら良いか?

捨て牌や動作等からの読みをすればよい。


麻雀技術は牌効率と守備の2本立て+読み

突き詰めて言えば、プレイヤーができることは、以下の2つに集約される。

牌効率を高めること。

守備(ベタオリその他)を高めること。

そしてこれらの精度を捨て牌や動作の読みの力で補強していく。

たった2つの力を高めればいいのか。なんだ簡単じゃないかと思った方もいることだろう。しかしながら話はそう簡単ではない。




状況判断の重要性

麻雀では、攻撃しようとすると防御力が無くなり、防御していると攻撃ができなくなることがほとんどだ。

テンパイ直前となれば目いっぱいに構えるために安牌の数も少なくなり、危険度が増す。中途半端に手が入ったときが危険とよく言われるのはこのためだ。

攻撃と守備が両立しない以上、どちらかを選ばなければいけない状況となる。

仮に、攻撃と守備の技術が両方とも最強レベルの打ち手がいたとしても、その人が最強であるとは必ずしも言えないのだ。牌効率・守備は両立しないから能力は単純に足し算とはならない。

むしろ、どちらも中途半端なレベルでも、状況に応じて的確に攻撃と守備を使い分けられる人のほうが強い場合も多い。

■簡単な検証モデル

ここにタイプの違う2人のプレイヤーがいる。

不器用な秀才A君
⇒牌効率、守備力には定評がある。何切る問題は得意で全問正解。ベタオリも得意で、オリる牌に困った局面でも、確実に安全な牌を選ぶ力がある。
一方で、場の空気を読むのが苦手であり、押し引き判断がうまくできない。リーチに対してはある程度押すかオリるか判断できるが、鳴きが多く入っている場況などでは、どうしていいか分からずリャンシャンテンから放銃したり、ノミ手に対して降りてしまうこともある。点数状況に応じた打牌も苦手としている。

要領のよい凡人B君
⇒牌効率はあまり得意ではなく、複雑な問題はめっぽう苦手。ベタオリも苦手で、安全度がすぐに分からないので良く間違ってしまう。とはいうものの、両方とも最低限のレベルはできている。 一方で、場の空気を読むのは得意で、鳴きやダマテン、他家が一斉にせめているような複雑な状況でも攻めと守りのどちらが得かをかぎ分けることができる。

ここで、攻めと守りの選択に迫られる状況を想定する。
攻めと守りどちらを選んでも五分の状況を(攻め5点、守り5点)というように表現する。攻めがかなり有利な状況であれば(攻め8点、守り2点)、攻めるしかない状況であれば(攻め10点、守り0点)。
A君とB君に複数の状況を与え、攻めと守りを選択させてそれぞれの点数を比較する。

A君は攻めと守りそれぞれの能力が高いので、B君よりうまくできることからそれぞれ+1点多く加算する。
B君は状況判断が得意なので常に点数の高いほうを選択できるが、A君は(攻め8点、守り2点)等の8:2以下の微妙な差であればどちらがよいか判断できず、半分間違ってしまうものとする(平均5点+1点=6点)。

この条件のとき、それぞれの状況でどのような勝敗となるだろうか。


(攻め0点、守り10点) A君11点獲得。 B君10点獲得。

(攻め1点、守り9点)  A君10点獲得。 B君9点獲得。

(攻め2点、守り8点)  A君6点獲得。 B君8点獲得。

(攻め3点、守り7点)  A君6点獲得。 B君7点獲得。

(攻め4点、守り6点)  A君6点獲得。 B君6点獲得。

(攻め5点、守り5点)  A君6点獲得。 B君5点獲得。


※以下、攻めと守りの反転となるので省略。

トータルでは45点となり、両者同点となる。


これらの状況が起こる割合に差があるとか、A君はそんなに間違わないだろうとか、そういった前提を相当に単純化している点についてはご容赦いただきたいが、この単純な試行から判るのは、状況判断は牌効率と守備の2つを足したものと匹敵するくらい重要であるということだ。
さらに、状況判断にすぐれたB君のほうが安定感のある麻雀になることもプラス要因といえる。

牌効率、守備のほかにそれらを最大限に発揮するための状況判断力が重要であることを覚えておきたい。



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