麻雀との出会い(1)
麻雀というものを始めて知ったのは確か小学生3年生くらいのことだっただろうか。
正月やお盆になると、親戚があつまって何やら酒を飲みながら夜遅くまでガチャガチャやっているのである。
当然気になって親に問うてみるのだが、返答はいつもあやふやである。「いいからいいから、さあ早く寝ようね」とはぐらかされる。
うーむ、どうもあまり教えたくないシロモノのようだ。
私は幼いころから好奇心旺盛であったので、なんとしてもその正体を突き止めてやろうとした。
正面から問いただしてもダメならば、迂回するまである。
私はさりげなくその「遊び」に使われていた道具を記憶し、しまわれたあとの誰も見ていない隙に観察し、記憶したのである。
当然「マージャン」という名称もだ。その後、家にあったパソコンのゲームの中に麻雀を発見することになる。
もちろん、すぐにやってみる。しかしやり方がわからない。ルールもわからない。なにもかもわからない。
しょうがないから「ヘルプ」から難しい用語を何時間もかけて覚えた。
何時間もかけてようやく、一応ゲームらしくできるくらいの理解はできた。
それでも、今から考えるとめちゃくちゃな麻雀をしていた。
ゲームではポン、チーができる表示が現れるが、とにかくできることは何でもやれということで、何でもかんでもポン、チーしては役無しであがれなくなってたし、相手の手なんて一度も考えたことはなかった。ゼンつっぱである。
それでも当時にのパソコンゲームのコンピューターなんていうのはポンコツであるから、そんな私でも勝てたのである。(笑)
そんな感じで、とりあえず自分は既に麻雀をできるようになったと思っていた。しばらくの間は…
そういうわけで、その後は手積みの親戚麻雀の場にも参加したりするようになっていた。
役とかはまだ「ホンイツ・トイトイ・三元牌」くらいしか知らなかったので、そればっかりやっていた。
同じくらいの理解度の弟と私が2人同卓した時は、格上の父や親せきの人を打ち負かすことも結構あったのだから面白い。
ホンイツ・トイトイバカ鳴きドヘタ野郎でも2人もいれば十分脅威になるものなのだ。
たまに勝ったりするもんだから、もう麻雀は中級者くらいなんだと思っていた。
そして所詮ゲームだな、奥もそんなに深くないな、とも。
符計算もまるでできず、役もうろ覚えのくせに、である。
高校の時も悪友としばしば卓を囲んだが、みな符計算がわからないので大体でやっていたから特に自分の弱さに気づくことはなかった。1000点・2000点・4000点・8000点でいいべー的な(笑)
本格的な麻雀というものに出会ったのは大学に入ってからである。
1年生のある日、同級生であるユースケに麻雀に誘われる機会があった。
その時のメンツはその誘ってきた友人ユースケと私、それにユースケの知り合いの4つ上の先輩SとHである。
まさか4つ上の先輩(それも2人!)と同卓するなどとは思いもしなかったから、私は面食らった。
まあ、でも特に問題はないとその時は思ったのだ。
麻雀を開始することになったその時に、なにやら聞き慣れない言葉が先輩の口から発せられた。
「ルールは点5の1−2、チップなしね。チートイは25符ね。あとテンパイ連で」
私は内心やばいな‥と思った。飛び交っている会話が全く理解できなかったからである。
(点5って何?1−2ってなんだよ!25符!?!?)
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