勝つための麻雀役の考え方

麻雀役の出現率


麻雀の役は、現代のアリアリの一般的なルールで約38個ある。
しかし、実際によく使うのはたった4つだ。
その役と和了時の出現率は次のとおり。
1位 リーチ  41.6%
2位 役牌   33.0%
3位 タンヤオ 22.4%
4位 平和   21.5%
※これらを足すと118.5%となるが、これは麻雀役は複合するため。
この4つでなんと出現率の全体の6割を占めることがわかる。(和了時の平均役数は約1.74役である。118.5%/174%=0,6)
ちなみに以下は、
5位 面前ツモ 18.8%
6位 一発   10.2%
7位 混一色   6.3%
と続く。
面前ツモと一発は偶然に頼るので意図的に狙っていくことはできない。
7位の混一色は出現率こそ低いものの場合により非常に有効な手役であるが、使いこなすのは難しいため今回は割愛する。



4つの手(主)役を使いこなせ


和了に使われる6割が38の役のうちたった4つの役によって占められることがお分かりいただけたと思う。
これらの手(主)役をとりこぼさずに狙っていくことが和了率の向上につながる。
それでは、4つの役の特徴と注意点を順に説明していこう。

@リーチ
和了時出現率の第1位がリーチだ。リーチのメリットはなんといっても手牌構成の自由さにある。どんな牌の組み合わせであっても、4メンツ1雀頭のテンパイ形であればリーチをかけることができるからだ。
そして、一発、ツモ、裏ドラの抽選を受けられるので和了時点数も高い。麻雀は面前と鳴きの選択に迫られるゲームだが、面前にするメリットの一つにリーチの強力さがある。
リーチのデメリットは、一度リーチをかけたら手牌の変更ができないこと、つまり相手からどんな攻撃が来てもベタオリできないことである。安い手や上がりにくい手でリーチする場合にはリーチ前によく考えておく必要がある。
また、面前限定のため自分でテンパイスピードを早めることが基本的にできないため、リーチをかけられるか否かは配牌とツモに左右される。

A役牌
和了時出現率の第2位は役牌である。役牌は一局あたり三元牌の3つと場風と自風で、親なら4種類、子なら5種類存在する。
3枚揃える必要があるが、2枚持っていれば自分が必要な役牌は他家が要らないことがほとんどなので簡単にポンして3枚揃えることができる。
役牌のメリットは手軽さと選択の自由さだ。役牌は狙いやすい上に、鳴きを使うことができるのでテンパイスピードが最も早い。また、フーロ数と晒す牌にもよるが、他家の注意が甘くなりがちなので和了率も高い。注意されていても安そうに見えれば全ツされることもしばしば。その上がりやすさから通称"特急券"とも呼ばれる。
そして、リーチと異なり危うくなったらすぐにベタオリに転じられることも利点だ。1フーロや役牌バック仕掛けで守備的に仕掛けるか、3フーロして一気に決めに行くか等、状況に応じて自分でコントロールできるところが最大のメリットである。
欠点という欠点は特にないが、和了できる役が役牌と他家に読まれると、鳴かせてもらえないまま流局ということもある。

Bタンヤオ
第3位はタンヤオである。狙いやすさ、上がりやすさやスピードは役牌とほぼ同じくらいで使い勝手が良い。また、役牌のように手牌に役牌がなくても、マンピンソーの2〜8と使える牌が多いので、大体の局であれば1,9字牌を切って強引に狙っていくこともできる。
欠点は、2〜8牌は守備力が弱いので、2フーロくらいして他家の攻撃を受けると防御不能に陥ることが多いことだ。タンヤオで上がろうとするなら、(特に安い喰いタンヤオ)速攻で決めに行きつつ、上がれないと踏んだら安牌を抱えにいくという決断力が求められる。
タンヤオ手は打ち手の判断で大きく方針が変わるため、上級者でも意見が分かれることが多い。非常に奥が深いので、さらに詳しい技術についてはここでは割愛する。

C平和
第4位は平和で、面前手の主力である。平和はその成立条件と得点で他の役と一線を画している変わった役である。面前手なのに鳴き手と同じ点数計算方式を採用しており、特に3翻→4翻の得点効率が高い。また、シーケンス状の手牌となるので裏ドラが"1枚"乗る確率が最も高く、3900点でリーチをかけるのがピンフの持ち味を最大に活かす瞬間となる。また、待ちは必ず両面になるので和了率も高い。
また、オーラス等で面前手をダマであがることが求められるケースでは、殆んどが平和かタンヤオとなり、面前限定では平和がタンヤオの出現率を超えるため重宝する。
欠点は、リーチと同様に、完成が配牌とツモに左右される点である。



狙うべき手役の決め方


自分がどの手役であがろうとしているのかは常に把握しておく必要がある。
漫然と手を進めたのでは、狙うべき手役が分からず、上がった時の点数もわからない。最悪の場合、役を知らないのではあがれるかどうかも分からないはずだ。これでは勝負にならない。自分がどの手役であがれそうなのか常に把握しよう。
考え始めるのは"配牌時"である。
まず、配牌を受け取って理牌したら、天和や地和が無いか確認し‥(笑)ダブリーでもないことがわかった後、自分の手が上がれそうかどうかを見る。それなりに揃っていれば基本的に最も自然に最短で狙える役を狙っていく。和了からやや遠い場合には、鳴きが使える役牌とタンヤオが狙えないか考える。
どちらからも遠い場合はオリ気味に手を進めていくが、単体の役牌を残して重なるのを待ったり、1,9を切ってタンヤオを狙えないか検討する。
どうしようもなくバラバラなときや、点数でリードしているときは素直にオリることに集中しよう。



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